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アレルギー性鼻炎(花粉症)

アレルギー性鼻炎(花粉症)
について

アレルギー性鼻炎(花粉症)についてアレルギー性鼻炎は、花粉やハウスダストなど、さまざまなアレルギーの原因物質(アレルゲン)に対するアレルギー反応により、鼻水、鼻づまり、くしゃみなどの鼻炎症状が現れる疾患です。目や喉のかゆみを伴うこともあります。

アレルギー性鼻炎は、ハウスダストやダニ、ペットの毛などで起こる通年性アレルギー性鼻炎と、花粉によって生じる季節性アレルギー性鼻炎の2種類に分類されます。

通年性アレルギー性鼻炎

通年性アレルギー性鼻炎ハウスダストやダニ、ペットの毛などが原因となるアレルギー性鼻炎です。1年中症状が続きます。

季節性アレルギー性鼻炎

季節性アレルギー性鼻炎花粉が原因で発症するアレルギー性鼻炎です。原因となる花粉が飛散する季節に症状が出ます。複数の種類の花粉によって引き起こされる場合も少なくないため、毎年長期間症状が消えずに困っている患者さんも多くいらっしゃいます。

風邪(急性上気道炎)と
アレルギー性鼻炎の違いは?

風邪はウイルスによる炎症が原因で、アレルギー性鼻炎とは異なりますが、両者は水様性鼻汁(鼻水)やくしゃみといった症状が共通しているため、区別がつきにくいことがあり、治療面の面では重複するところもあります。
急性発症の場合には両者を厳密に区別することはできませんが、もしアレルギー性鼻炎が心配なようでしたら、アレルギー検査によって調べることができます。

2人に1人が花粉症? 
アレルギー性鼻炎の原因

通年性アレルギー性鼻炎の主な原因は、ハウスダストやダニ、ペットの毛・皮膚などです。一方で季節性アレルギー性鼻炎は、特定の季節に飛散する花粉が原因で発症します。主に、春に飛散するスギやヒノキ、初夏に飛散するカモガヤ、秋に飛散するブタクサ、ヨモギなどが原因となります。

近年ではスギ・ヒノキによる花粉症が増加傾向にあり、2019年に行われた鼻アレルギーの全国疫学調査によると、49.2%(2人に1人)の方がアレルギー性鼻炎を発症していると報告されています。特に、発症者の低年齢化と重症化が懸念されています。

当院のある伊勢原市の北西には、丹沢大山国定公園があり、素晴らしい自然に囲まれています。スギ・ヒノキが群生しており、毎年2月上旬からがスギ花粉症のハイシーズンです。

アレルギー性鼻炎・
花粉症の症状

アレルギー性鼻炎の代表的な症状として、くしゃみ、鼻水、鼻詰まり、が挙げられます。また目やのどがかゆくなることもあります。

伊勢原駅の
えびす耳鼻科いせはらで行う、

アレルギー性鼻炎の検査

アレルギー性鼻炎の患者さんの鼻内は、下鼻甲介の粘膜が青白く腫れるので、典型例では視診である程度推測ができます。鼻水の中には好酸球と呼ばれるアレルギーに関与する血球成分がみられるので、鼻水の採取も診断に有用です。

アレルギーの発症にはIgEという抗体が関与し、スギ花粉ならスギの、ヒノキ花粉ならヒノキの、ダニならダニの、ハウスダストならハウスダストの特異的IgE抗体が増加します。これらは血液検査で調べることができ、原因の特定や対策、減感作療法など、その後の対応に役立ちます。

通常のアレルギー検査は、10ml程度の採血で行います。特異的IgEは13項目まで調べることができます。同時に、血算(赤血球数、白血球数、血小板数)、血液像(血球の形、種類の分類)、一般生化学検査を行うことができます。アレルギー疾患では血液像検査、なかでも好酸球については確認しておくのがよいです。採血の侵襲がありますので、主に成人の患者さんが対象です。結果が出るまで1週間程度かかります。

ドロップスクリーン

ドロップスクリーンそのほかのアレルギー検査として、ドロップスクリーンを導入しています。指先から1滴の採血で、花粉症や食物アレルギーを含む41項目のアレルゲンを調べることができ、最短30分で結果が出ますので、早い時間帯であれば、当日検査結果を受け取ることもできます。
一般採血に比べて検査の侵襲が少ないので、子供さんの検査を優先いたします。

伊勢原駅の
えびす耳鼻科いせはら行う、

アレルギー性鼻炎の治療

アレルギー性鼻炎に対しては、薬物療法を中心に治療を行います。適応のある患者さんでは減感作療法も行うことができます。

一般的に、薬物療法の第一選択は抗ヒスタミン剤です。眠気の出やすいタイプ、出にくいタイプ、1日1回のもの、2回のもの、さまざまな種類があり、効果に微妙な違いを感じる方もおられますが、近年使用される薬はどれも高い有効性を持っています。服薬のしやすさを優先して、眠気が少なく1日1回のものを基本にしています。

抗ヒスタミン剤で効果がいまひとつな患者さんには抗ロイコトリエン剤を併用します。鼻閉に有効とされ、即効性は期待しづらいタイプですが、抗ヒスタミン剤への上乗せで全体的な効果を底上げすることができます。
加えて、点鼻ステロイド剤の併用を行う場合もあります。点鼻ステロイド剤は、副作用の少ない局所治療で、アレルギー性鼻炎症状を軽減します。症状悪化時に使用するよりは、継続使用することで効果が安定的に発揮されるようになります。

12歳以上の重症のアレルギーに対しては、IgEに対する抗体療法もありますが、適応が限られることと、高額の医療費が必要になることから、当院では当面、導入の予定はありません。

花粉症の季節前処方
(初期治療)について

花粉症の季節前処方(初期治療)についてアレルギー性鼻炎の症状は、花粉シーズンが始まる前に治療を開始することで、くしゃみや鼻水、鼻づまりなどの不快な症状を軽減できるといわれています。
花粉の飛散開始より1−2週間前、当院近隣であれば1月下旬からの治療開始がよいでしょう。飛散期に投薬が不要になるわけではありませんが、患者さんの症状や生活スタイルに合わせた治療計画を提案しております。
事前にご相談いただければ、スムーズに治療を開始できますので、季節前処方をご希望の方は、お気軽にご来院ください。